マイクロサービスとは、どのような概念ですか?

機能ごとの小さなマイクロサービスに分割し、連携させます。

マイクロサービス(アーキテクチャ)とは、大規模システムを機能ごとに複数の小さなマイクロサービスに分割し、それらを連携させることでシステムとして機能させる設計手法です。
従来のモノリシックアーキテクチャでは大きな単一機能で1つの処理が実現されていたのに対して、マイクロサービスでは複数の独立した機能を組み合わせて1つの処理を実現します。

マイクロサービス間の依存度は低く、処理の組み合わせが柔軟です。

個々のマイクロサービスが独立して動作することでそれぞれを異なる言語で実装可能であり、各マイクロサービスは主にネットワーク経由で通信してタスクを処理することで、各マイクロサービスは異なるマシン上で実行可能であり、マイクロサービス間の依存度が低くなります。
また、同一のマイクロサービスを複数同時に実行してリクエストを振り分けることで、負荷分散や性能向上が可能になり、マイクロサービスを独立して設置することで、マイクロサービスごとに開発・改修計画が立てられます。
マイクロサービスのこうした特徴は、仮想化技術やクラウドサービスとの相性が良く、採用する企業が増えています。

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