ハイブリッドクラウド、マルチクラウドとは何ですか?

クラウドは、パブリックとプライベートに分けられます。

クラウドサービスは、すべての企業・個人に対して開放されているパブリッククラウドと、安全性や保守性を高めた、特定企業向けのプライベートクラウドに分類できます。
パブリッククラウドを提供するITベンダーはグローバル展開する大手外資系であり、規模に劣る日本企業は主にパブリッククラウドの提供で対抗しています。

「パブリック+プライベートorオンプレ=ハイブリッド」です。

近年、こうした様々なクラウドサービスを組み合わせるケースが増えています。
パブリッククラウドと、プライベートクラウドやオンプレミスを組み合わせることはハイブリッドクラウドと呼ばれます。
一般に、ハイブリッドクラウドは、モバイル連携や負荷分散、ピーク対応や業務による使い分けなどを目的として利用されます。

異なるパブリックの組み合わせはマルチクラウドと呼ばれます。

一方、複数の異なるパブリッククラウドを組み合わせることはマルチクラウドと呼ばれます。
マルチクラウドはコスト削減やPaaS連携、パフォーマンスの最大化やベンダーロックイン回避などを目的として利用されます。
ただし、いずれも扱うプラットフォームが増えるため、業務手順が複雑になり、運用管理に手間がかかります。

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