クラウドを情報システムのインフラとして利用できるサービスとして提供します

「ユーザーが様々な処理を実行するにあたってサーバやソフトの種類などを考慮することなく、インターネットの先に置かれているサービスに頼めばいい」という概念を、「クラウド=雲」という言葉で表現したのは、グーグルの元CEOのエリック・シュミットであると言われています。
グーグルは当初、GmailやGoogleカレンダー、Googleドキュメントといったアプリケーションレベルのサービスを提供しました。こうしたクラウドを情報システムのインフラとして利用できるサービスとして提供を始めたのはアマゾンです。

クラウドサービスの背景には、様々な仮想化技術の実用化があります。

Amazonが提供するAWS(AmazonWebService)は需要に応じた計算能力を、設定変更のみで提供することが評価されて急速に利用が広がり、後続したグーグル、マイクロソフトを抑えて、世界シェアトップとなっています。
なおクラウドサービス(コンピューティング)が実現できるようになった背景には、ネットワーク回線整備による高速化はもちろん、様々な仮想化技術が実用化されたことで、膨大なサーバ群が提供する処理能力を利用可能になったことがあります。

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