リソースの柔軟な利用、コスト削減などを実現しています。
情報システムのインフラを支える、ホスティングやハウジング、クラウドサービス(「III-21」参照)といったサービスは、サーバ仮想化とストレージ仮想化によって実現されています。
すなわち、インターネットの向こうにある1つのストレージを分割したり、複数のサーバを1つのサーバとして利用したりすることで、リソースの柔軟な利用、障害発生時のサービス提供、運用管理の手間の削減、ひいてはコスト削減を実現しているのです。
障害発生時のサービス提供、運用管理の手間の削減も可能です。
ネットワーク仮想化の最も一般な利用例はVLAN(バーチャルLAN)です。VLANでは、物理的なLAN構成に縛られることなく、論理的なLANを構築できます。
これにより、たとえば部署ごとにネットワークを分割することで、セキュリティを強化するなどのソリューションが可能になります。
このほかメモリの有効活用を可能にするメモリ仮想化、端末・OSに縛られることなく、アプリケーション(アプリケーション仮想化)、デスクトップ環境(デスクトップ仮想化)を仮想化するソリューションも利用されています。