運用保守のアウトソースはなぜ、増えているのですか?

システム運用保守に注力するITベンダーが増えています。

近年、システム運用保守サービスに注力する受託開発系のITベンダーが増えています。運用保守を重視するようになってきた背景には、「新規の開発案件が減り競争が激化してきた」「運用管理から開発案件の受託が期待できる」「機能追加がつねに求められるため安定収益源となる」といった理由があります。

BPO事業を展開する企業も増えてきました。

また大手受託開発系は、運用保守に留まらず、給与計算やデータの入出力、コールセンター運営など、いわゆるビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)事業も展開しています。この分野には、アクセンチュアなど、コンサルティングファームが先んじて参入しています。ITコンサルタントは、アウトソースする業務を調査・分析した上で、業務の標準化・効率化を図り、海外のスタッフやインフラを積極的に活用することでコストを落としつつも品質を担保し、ユーザー企業のニーズに応えています。このように現在、ユーザー企業は、中核業務以外をアウトソースすることで、競争力向上、業務効率化、コスト削減を図っているのです。

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