リーン・スタートアップはなぜ、ITでも注目されているのですか?

コストを掛けずに、リスクを最小限に抑えられます

リーン・スタートアップでは、アイディアに基づいて、まず「実用に足る最低限の製品・サービス=MVP(MinimumViableProduct)」を開発し、想定顧客に提供してその反応を観察し、データを分析することで、成功するか否かを早期に見極めます。そして、成功しそうにない場合、製品・サービスを改良したり事業内容を変えたりして軌道修正します。リーン・スタートアップで事業・製品・サービスを開発すれば、コストをあまりかけずに、リスクを最小限に抑えられるため、IT業界でも注目を集めています。

リーンの思想はTPSに端を発します

そもそもリーンという思想は、トヨタ自動車の副社長だった大野耐一が体系化したトヨタ生産方式(TPS)に端を発します。TPSは米国MITのジェームズ・ウォマックらによって研究され、リーン生産方式へと進化します。

それがリーンスタートアップにつながります。

それがさらに、製品開発、ソフトウェア開発に応用されることでリーン製品開発やアジャイル開発手法のリーンが誕生し、思想が似ていることから、エリック・リースが自身のビジネス開発方法論にリーン・スタートアップと名付けたのです。

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