アジャイル開発やDevOpsは、なぜ注目されているのですか?

情報システムをつねに進化させる必要があるからです。

アジャイル開発とは開発チームと顧客が連携してイテレーションと呼ばれる短い開発期間で「設計→開発→検証」を繰り返しながら少しずつシステムを成長させていく開発手法です。アジャイル開発の主な手法はXP、スクラム、リーンの3つで、XPではベストプラクティスの実施によるリスクの回避、スクラムではフレームワークに基づく開発と自律性、トヨタ生産方式をベースにしたリーンでは「ムダをなくす」「品質を作り込む」「人を尊重する」の考え方が重視されます。一方、DevOpsは開発チームと運用チームが連携しながらアジャイル開発の方法論でシステムを開発するという考え方です。ただし、開発手法というよりは概念であり、方法の厳密な定義はありません。近年、受託開発においてもアジャイル開発やDevOpsを提案するITベンダーが増えている背景には、システムの複雑化とビジネス環境の変化があります。このような環境では、利用可能なシステムを早期に小さく構築し、徐々に改良していくアプローチが有効です。ただし、いずれの導入にも、クライアントの協力が必須になります。

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