デジタルトランスフォーメーションとは、どのような概念ですか?

ITを使って、企業や生活に変化をもたらします。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは元々、スウェーデンウメオ大学、エリック・ストルターマン教授が提唱した「IT(情報技術)の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という比較的あいまいな概念です。それを、IDCやガートナーといったIT調査会社などが、企業向けに「デジタルプラットフォームを利用したビジネス変革」としてアレンジしたことから、近年、急速に注目されるようになってきました。
DXの背景にあるのは、「多くの大企業では、既存システムがレガシー化し、クラウド、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術といったITの進化に追い付いていない」という認識です。そのために、競争力強化、ビジネスモデルの改変、新たなビジネスモデルの構築が難しくなっているのです。日本もこうした事態に危機感を抱いており、経済産業省はDX推進のためのガイドラインを公開するとともに、DXレポートで2025年の崖という課題を提唱し、警鐘を鳴らしています。

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