プロトコルとプロトコルスタック

プロトコルとはコンピュータ同士のデータ通信規格

プロトコルとは、コンピュータ同士がデータをやり取りするために定められた、送受信の手順や規約などを定めた規格である。
プロトコルは、通信手順、通信規格、データ送信先端末、データ形式、パケット構成、エラー対応などを決めている。
パケットとは、データを一定サイズに分割した単位である。
コンピュータネットワークでは、通常、パケット単位でデータをやり取りする(これは、パケット通信方式と呼ばれる)。

プロトコルタックとはプロトコルの組み合わせ

プロトコルタック(プロトコルスイート)とは、ある通信方式を実現するために、低い階層から順にプロトコルを階層化し、それらの相互作用も含めて全体として機能するようにしたプロトコルの組み合わせである。
同一階層内のプロトコルは、通常、同じ用途を実現するために設計されていることが多いが、
各プロトコルはデータの信頼性や通信効率が異なるため、用途に応じて、使い分ける。
たとえば、第4層のTCPは、Web通信やメール通信やファイル転送に使われ、UDPは音声や同7度のリアルタイム通信に使われる。
こうした点を考慮して、プロトコルスタック内のプロトコルを組み合わせることになる。

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