データサイエンティスト、SRE、エバンジェリスト

これまで存在しなかった職種がデータサイエンティストとSRE

ここ10年ほどの間に、IT業界にはこれまで存在しなかった職種が登場した。
その筆頭がデータサイエンティストとSREである。
データサイエンティストは、「統計学や機械学習などを用いて、データを分析することにより、何らかの価値を生み出す」職種だ。
具体的には、ビッグデータや人工知能の活用を図る。
一方、SREとはWebアプリの性能改善、拡張性や安定性の向上などを図る役割だ。
SREは現在、グーグルやフェイスブックなど、自社でITサービスを運営する企業を中心に、職種として採用されている。

当初よくわからない職種として登場したのが、エバンジェリスト

また、IBMやマイクロソフトなどの外資系ITベンダーにおいて、当初よくわからない職種として登場したのが、エバンジェリストである。
エバンジェリストは、新しい現れたITの技術・製品・サービスをユーザー企業や社内のスタッフなどにわかりやすく伝える役割を担う。
こうした職種が登場した背景には、多くのIT技術は理解が難しく、理解されないために普及が進まない現状がある。
そのため、わかりにくく、抽象度の高いITの概念を、正確に理解して、わかりやすく伝えるエバンジェリストが求められているのだ。
エバンジェリストの主な役割は、セミナーや講演会などにおけるプレゼンテーション、あるいはインタビューや執筆などを通じた情報発信である。

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