世界のPC市場

日本の大手メーカーは、パナソニックを除いてPC市場から撤退

2023年のIDCの調査によれば、1位からレノボ(中国)、HP(米国)、デル(米国)、アップル(米国)、エイスース(台湾)である。
日本ではかつてNEC、富士通、ソニー、東芝などの企業がPCを作っていて、日本では圧倒的なシェアを誇っていた。
しかし米国、中国、台湾のメーカーがグローバル生産によるコスト競争を激化させたことで、これらの企業に押されて、日本の大手メーカーはパナソニックを除いて、PC事業から撤退した。

中国と台湾のPCメーカーは部品製造・製造受託・M&Aなどに強み

エイスースは、PC向けのマザーボードを製造しており、日本のPCメーカーに輸出していた。
一方、台湾メーカーであるエイサーはかつて、NECや富士通のPCのOEM製品を製造受託していた。
そして、中国国内で売上を伸ばしたレノボは、04年にIBM、11年にNEC、17年に富士通のPC事業を買収し、日本でもPCのの売上トップ企業となっている。
その結果、現在、世界のPC市場は、米国企業と中国・台湾企業による寡占構造となっている。

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