分散型金融とは、どのような仕組みですか

金融機関などを介せずに実現される金融サービスです。

分散型金融(Decentralized Finance、DeFi)とは、金融機関などを介せずに実現される金融サービスです。
DeFiで取引されるのは基本的にトークンであり、集中型金融のように集権的な管理者は存在せず、無人の分散型自律組織によって運用されます。

分散型アプリケーションによるスマートコントラクトを利用します。

DeFiでは、ブロックチェーン上で自律的に動く分散型アプリケーションによるスマートコントラクト(契約のスムーズな検証、執行、実行、交渉を意図したプロトコル)を利用します。
スマートコントラクトは、ブロックチェーンプラットフォーム上に格納されており、あらかじめ定義された契約条件が満たされると仲介者を介さずに自律的に契約内容を実行します。
またソースコードと実行されたトランザクションの記録はブロックチェーン上に公開され、誰でも閲覧できます。

分散型取引所、レンディング、予測市場などが提供されています。

DeFiの市場規模は約1,000億ドルで、市場開始から1年で急増したと言われます。
現在、DeFiのサービスとして、分散型の暗号資産を交換する「分散型取引所(DEX)」、仲介者である銀行が存在せず、スマートコントラクトによって借り手と貸し手が直接取引する「レンディング(貸付)」、選挙の当選結果やオリンピックの結果などを予測してお金を賭ける「予測市場」などが提供されています。

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