ITシステムの全体構成図はどのように作成しますか①

情報収集・整理して段階的に全体システム構成図を作成します。

DX実践手引書では、STEP0で作成前に準備し、STEP1~3で全体システム構成図に含める各要素と各要素間の連携についての情報収集・整理を行って段階的に全体システム構成図を作成します。
そして、STEP4で作成した全体システム構成図を検証して完成させるという流れで全体システム構成図を作成することを推奨しています。

業界についてのビジネスの構造、企業の業務概要と特徴を理解します。

具体的には、「STEP0 前提知識の獲得と有識者の特定」では、前提知識を得るため、その企業が属する業界についてのビジネスの構造、企業の業務概要と特徴を理解します(STEP0~1)。
そのために、対象とする企業の中で複数のITシステムを押さえている有識者、業務領域を広く理解している有識者を確認します。

サブシステムとそれらの関連について情報を収集します。

「STEP1 企業全体の対象となるサブシステムとそれらの間の連携の明確化」では、企業内で稼働していると思われるサブシステムとそれらの関連について情報を収集します(STEP1-1)。
収集した資料からサブシステムを洗い出してサブシステム間や外部との関連について整理し(STEP1-2)、サブシステム一覧に抜け漏れや重複がないかを確認するのです(STEP1-3)。

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