自社開発系は、基本ソフトやミドルウェアといった開発対象と、パッケージ販売やサービス提供といった提供方式の軸で整理するとわかりやすいでしょう。パッケージソフトの開発対象は、OS(基本ソフト)、DBMSやサーバ(ソフトウェア)といったミドルウェア、ERPやCRMといった業務アプリケーション、サーバマシンやネットワーク機器といったハードウェアなど、ITサービスの開発対象はミドルウェアや業務アプリケーションのほか、スマホアプリ、クラウドサービスがあります。また、パッケージソフトは基本的にサーバマシンやPC、スマホやタブレットといった自らのハードウェアにインストールして利用する一方、ITサービスでは、ソフトウェアはインターネットの向こうのサーバ上に置かれていて、企業や個人はブラウザ上などでソフトウェアの機能をサービスとして利用します。
なお、パッケージソフトやITサービスの提供方法には、無償提供から、パッケージ・ダウンロード販売、代理店販売、サブスクリプション方式まで様々なバリエーションがあります。