どこまでの範囲をサービスとして提供するかによって分類されます。
クラウド(コンピューティング)サービスは一般に、サービスベンダー側がどこまでの範囲をサービスとして提供するかによって分類されます。
アプリケーションからインフラまでのすべてを提供するサービスはSaaS、ミドルウェアからインフラまでを提供するサービスはPaaS、ハードウェアやインフラのみを提供するサービスはIaaSと呼ばれています。
日本でも採用する企業が急速に増えています。
クラウドサービスは当初、「システムの自由度が下がる」「システム障害のリスクが上がる」「セキュリティ上のリスクが高い」ことから、多くのユーザー企業は導入を回避していました。
しかし、「必要なとき、必要なだけ、必要なサービスを短期間に調達可能」「料金は使った分だけ支払う(重量課金制)」「あらかじめ設定すれば急激なアクセス増加にも自動的に対応(スケールアウト)」「冗長化(二重化)や災害復旧が容易」などの点が評価され、米国ではベンチャー企業を中心に活用が始まり、日本でも採用する企業が急速に増えています。