既存の産業とIT技術との組み合わせが増えています。
X-Tech(クロステック、エクステック)とは、既存の産業とIT技術を組み合わせることで、新たな製品やサービス、ビジネスモデルと価値を生み出す取り組みです。現在、様々な業界において、IoTやセンサー、AIやビッグデータ、ロボティクスやブロックチェーンといった先端技術を活用し、フリーミアムやシェアリングエコノミー、クラウドソーシングといった新しいモデルのビジネスが誕生しています。
業務効率化や資産活用、価格引下げなどが本質的な価値です。
特に、金融や広告、自動車や小売といった産業では既存事業者のビジネスモデルを破壊し、農業や建設、医療や教育といったIT化が遅れた産業では大きなイノベーションを起こしつつあります。
近年、X-Techのサービスが次々と生み出されるようになった背景には、「ITリソースの価格が下がり利用のハードルが下がった」「スマートフォンなどの普及で顧客接点を持ちやすくなった」「仮想化技術やクラウドコンピューティングの進化でデータ処理能力が向上した」ことがあります。ただし、顧客にとっての本質的な価値は、業務効率化や資産活用、価格引下げなどであることに変わりはありません。
