リプレイス開発=スクラッチ、流用、パッケージ

業務システムのリプレイス開発は、スクラッチ開発、現行システム流用、パッケージ導入のいずれかの方法で進められる。
スクラッチ開発は、レガシーシステムを捨ててゼロから作り直す。
現行システムの流用は、レガシーシステムを可能な限り活かしつつ必要な部分を追加・変更削除する。
そしてパッケージ導入は、現行システムと同様の機能を備えた業務アプリケーションのパッケージを導入する。

過去の資産の扱いについての判断が難しい

ユーザー企業は一般に、現行システムの流用が手間もコストも掛からないと考えがちだが、必ずしもそうではない。
スクラッチ開発やパッケージ導入のほうが手間がかからないケースは珍しくなく、結果的に低コストになることも多い。
ただし、現行システムは、使い続けてきた中で細かなバグが修正され、必要な機能・仕様が追加されている。
スクラッチ開発やパッケージ導入を選択すると、こうした過去の資産の多くを捨てなくてはならないため、判断が難しくなる。

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