フェールオーバー＝自動的に代替システムに切り替える仕組み
フェールオーバーとは、メンテナンスやソフトウェアアップデートなどによって稼働中のシステムが停止した際、自動的に代替システムに切り替えることで、サービスの継続提供を図る仕組みである。
代替システムは稼働中のシステムと一緒に稼働しており、システム停止時にフェールオーバーソフトウェアによって切り替わる。
フェイルオーバー機能のないクラウドサービスは、サービス停止やデータ消失のリスクが生じるため、サービス提供者が独自でシステムを冗長化する必要がある。
スイッチオーバー＝手動で代替システムに切り替える仕組み
スイッチオーバーとは、メンテナンスやソフトウェアアップデートなどにあたり、システムを一旦停止して、手動で代替システムに切り替える仕組みだ。
スイッチオーバーでは、通常、システム管理者などが切り替えることになる。
フェイルオーバーのほうがシステムとして望ましいが、同じ機能を提供できるシステムを常時稼働させておく必要があるため、予算がかかる。
そのため、予算がないときにはスイッチオーバーを選択することになる。
