歩合制とインセンティブ

歩合制=売上実績に基づいた給与の体系

日本IBMや日本NCRなど、多くの外資系ITベンダーではかつて、営業マンの給与がコンピュータ(ハードウェア)の売上ベースで設定されていた。
このようには、IT業界には、職種によっては、歩合制(売上実績に基づく給与)を採用している企業もある。
歩合の割合は商材によって5-20%とかなりの幅があり、基本給と歩合の比率も変わってくる。
そのため、こうした企業では、同じ年齢でも営業マンの年収が倍以上違ってくるケースもあるという。

インセンティブはストックオプションなどの形で設定される

一方、ベンチャー企業を中心に採用されるインセンティブは通常、ストックオプションなどの形で設定されることが多い。
ストックオプションとは、自社の株式を一定の数や価格で、一定の期間の後に購入できる権利である。
ストックオプションの行使には、社内に在籍することが条件とされており、また業績が上がらないとストックオプションを行使したときに利益が得られないため、優秀な人材の流出防止やモチベーションの向上などのメリットがあるとされる。

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