協力会社、SES、プロパー、客先常駐

下請け会社=協力会社、元請け会社=プロパーと呼ばれる。

協力企業とは、受託システム開発プロジェクトにおける下請け企業のことであり、ITベンダーからの発注を受けて、システム開発の一部を担う。
ユーザー企業から直接開発を請け負う元請け会社は一般にプロパーと呼ばれ、大規模プロジェクトの場合、大手や中堅のシステムインテグレータのほか、ITコンサルティングファームがプロパーになることが多い。
また大規模プロジェクトでは、プロパーから直接請け負う2次請けだけでなく、3次請け、4次請けなどの形で、多くの協力会社が参画する。

協力会社は通常、SESを発注元と結ぶ。

協力会社は通常、「システムエンジニアリングサービス=SES」と呼ばれる「準委託契約」を発注元と結び、しばしば自社で雇用しているITエンジニアを発注元の企業に派遣して常駐させる。
これが客先常駐である。
SESでは、協力会社は人月単位で請求することになる。
ただし、月●十時間〜◯十時間までの稼働に対して「◎◎万円」というように、稼働時間に幅を持たせている。
SESでは指揮命令系統が協力会社側になくてはならないが、実際には、派遣先企業にあることがほとんどである。
なお、SESでの契約や客先常駐が多い業態の企業も、SESと呼ばれる。

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