ベンダーロックインとオープンアーキテクチャ

ベンダーロックインとは他社の製品・サービスへの乗り換えが難しくなること

ベンダーロックインとは、ユーザー企業がソフトウェアやハードウェアを調達するときに、特定ベンダー独自の技術に基づく製品やサービスを採用したために、他社の製品・サービスへの乗り換えが難しくなる状態である。
こうした問題はしばしば、システムの保守契約切れの際に、他社の製品やサービスへの切り替えを検討した際に、明らかになる。
ベンダーロックインされたユーザー企業は、技術選択の選択肢が狭まるだけでなく、コスト増大のリスクも増大するため、避けなくてはならない。

オープンアーキテクチャとはソフトウェアやハードウェアの仕様を広く公開すること

オープンアーキテクチャとは、開発ITベンダーがソフトウェアやハードウェアの仕様を広く公開することで、他のITベンダーでも同様の製品やサービスを作れたり、そうした仕様の技術を自社の製品やサービスに取り入れたりできるようにすることである。
ユーザー企業は基本的に、ベンダーロックインを避けなくてはならない。
そのため、ソフトウェアやハードウェアの調達にあたっては、オープンアーキテクチャの製品・サービスを選ぶことが望ましい。
なお、オープンアーキテクチャの採用には、公開するITベンダー側にも自社の技術仕様を業界標準にするという狙いもある。

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