メインフレームは最初の商用コンピュータ

メインフレーム(汎用機)とは、商用コンピュータの最初の形態であり、有名な機種にIBMの「System360」がある。
メインフレームはソフトウェアとセットで提供され、CPUやOSなども機種ごとに独自に設計されていて、異なるメーカーの機器間に互換性はない。
日本においてメインフレームは当初、銀行の勘定系システムや鉄道の予約システム、発電所の電力管理ステムや鉄工所の制御システムなどとして導入された。

ミニコンピュータはメインフレームよりも小型の商用コンピュータ

ミニコンピュータ(ミニコン)とは、メインフレームよりも小型の商用コンピュータである。
ミニコンは、導入当初、研究室における科学技術計算、工場における機器の制御などに利用されていたが、次第に性能を向上させることで、次第にメインフレームを代替するようになっていった。
ミニコンもまた、メインフレーム同様に、異なるメーカーの機器間に互換性がない。
ミニコンの有力メーカーとしては、DECが有名である。

サーバマシンは高性能のパーソナルコンピュータ

サーバマシンとは、IBMが策定した「PC/AT互換機」という技術標準に準拠とした高性能PCである。
サーバマシンの性能が向上したことで、次第にミニコンの市場を奪っていった。
現在、多くのITサービスベンダーは、膨大な数のサーバマシンを並列運用することで、クラウド上でサービスを提供している。
また、サーバマシンは、メインフレームやミニコント異なり、異なるメーカーの機器を相互接続できる。
そのため、柔軟なシステムの構築・運用が可能である。

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