メタバースには、どのようなビジネスモデルがありますか

メタバースとは、実は結構曖昧な概念です。

メタバースとは、VR/AR技術によってアバターを介して人々が交流したり、仕事をしたり、遊んだりできるインターネット上の仮想空間に作られた世界です。
インターネットの進化形とされるメタバースは漠然とした概念で、「Roblox」「マインクラフト」「フォートナイト」といったマルチプレイ可能なゲームが生み出すデジタルワールドをメタバースと呼ぶ人もいれば、ソーシャル&ゲームプラットフォーム「Second Life」をメタバースの先駆けと見なす人もいます。

インフラ、アプリ、コンテンツなどのビジネスモデルがあります。

メタバース内には広大な土地が広がっており、その土地を購入したり、あるいは借りたりすることで、現実空間と同様のサービス提供が可能です。
現在提供されているビジネスは、アバターのコスチュームやNFTアートの販売、ゲームスペースの設置とサービス提供などです。
KPMGコンサルティングでは、メタバース上で提供されるビジネスを、インフラ、アプリケーション、コンテンツ・サービスの3つに分けて解説しています。

利用者は様々なプラットフォームを使い分けて、用事を済ませます。

米国のSNS大手であるメタ(旧ファイスブック)は、VRヘッドセットメーカーをオキュラスを買収しするなどメタバースに注力しており、VRを活用した会議ツール「Horizon Workrooms」のβ版も提供しています。
利用者は将来的に、アバターとなってVR空間で会議をしたり、行政手続きをしたり、日用品を購入したりと、様々なプラットフォームを使い分けることで、様々な用事を済ませるのです。
ただし、現時点では、通信インフラやコンピューティングパワーの脆弱性などにより、使えるサービスは少ないようです。

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