IoBとは、どのような概念ですか

IoBのBには、身体と行動という2つの意味があります。

「モノ」をインターネットに接続する技術であるIoTを発展させた技術として、IoBが注目を集めています。
IoBとは、人の行動をデジタルで追跡する技術であり、「Internet of Bodies=人の身体のインターネット」と「Internet of Behaviour=人の行動のインターネット」という2つの意味があります。
つまり、IoBは人の身体情報、位置情報、活動情報といったデータを取得して、活用するのです。

IoBには、3つのフェーズがあります。

ノースイースタン大学のアンドレア・マトウィーシン教授によれば、IoBには、IoBデバイスから人の情報を収集・計測する「第1フェーズ:定量化」、IoBデバイスを体内に埋め込んで利用する「第2フェーズ:体内化」、IoBデバイスを脳に直接埋め込んで利用する「第3フェーズ:ウェットウェア」という3つのフェーズがあります。

IoBにより、睡眠、活動、位置、歩数などの情報が得られます。

IoBを活用すれば、たとえば、「睡眠状態データ」「機器データ」「活動量データ」「位置データ」「歩数データ」などの収集が可能になります。
そして、こうしたデータを分析することで、たとえば感染者と接触した人がわかるなど、有用な知見が得られるのです。

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