無目的にデータを集めても、活用につながりません

デジタルエンタープライズでは、ビジネス上の判断などにデータを用います。
そのため重要なのは、目的を持ってデータを集めることです。
無目的にデータを集めても、活用につながらないからです。
多種多様なデータのうち、どのデータをどのように収集し、どのように分析して活用するかについての戦略を立てる必要があるのです。
そこで求められるのは、ビジネスの判断を下す経営者もITの知識やビジョンを持つこと、経営部門とIT部門とが密に連携することです。
まずはゴールとなる活用イメージを明確にした上で分析するために必要なデータを収集し、適切な形式に加工した上で蓄積していくのです。

集めたデータは、業務効率化、生産性向上、需要予測などに使われます。

こうして集めたデータは、様々なビジネスに活用されます。
見える化による業務効率化では、旧型の設備に振動センサーを設置することで、予知保全が可能になるでしょう。
自動化による生産性向上では、過去の書類を蓄積・分析することで、事務効率の向上が可能になります。
そして、予測を用いた最適化では、関連原料、為替、各国GDPなど多くの変動要因を機械学習することで、確度の高い需要予測が可能になるのです。

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