ハイパーコンバージドインフラにはどのようなメリットがありますか

HCIとは、シンプルな構造を実現したサーバ仮想化基盤です。

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)とは、一般的なx86サーバにコンピューティング機能とストレージ機能を集約し、内蔵ストレージを仮想的な共有ストレージとして利用することでシンプルな構造を実現したサーバ仮想化基盤です。
グーグルやメタなどのWebサービス大手が採用したこともあり、次世代の仮想化インフラとして注目を集めています。

導入期間が短く、導入や管理や拡張が容易で、運用の手間が抑えられます。

現在、多くの企業に導入されている仮想化インフラは、サーバ、SANスイッチ、ストレージの3層構造になっていますが、障害発生時の切り分け作業、機能の拡張にあたっての作業が複雑で、運用負荷が高くなりがちです。
その点、HCIは構成がシンプルなため、導入期間が短く、導入や管理や拡張が容易で、運用の手間やコストが抑えられます。
またリソースが不足した場合には、サーバの増設によって容易にスケールアウトできるため、スモールスタートも可能です。
現在、HCIはデスクトップ仮想化(VDI)のインフラとしての利用のほか、ERPやCRMといった業務アプリケーションやWebアプリケーションのインフラ基盤としての利用も増えています。

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