オープンクラウドとはどのような概念ですか

様々なITサービスを共通基盤上で提供・利用できます。

オープンクラウドとは、様々なITサービスを共通基盤上で提供・利用できるようにするため、オープンソースの基盤ソフトウェアを活用して構築されたサービス基盤です。
オープンクラウド基盤上では、様々なベンダーのパブリッククラウドや企業のオンプレシステムのコンテナ化されたアプリケーションを動作させることが可能になります。
これまでシステム開発の現場では、あるクラウドサービス上に構築されたシステムが他のクラウドサービス上で動作せず移行が難しいという問題に直面していました。
オープンクラウドは、こうした問題を解決するために提唱されたのです。
なおオープンクラウド以外にも、オープンPaaS、オープンIaaSといったオープンソースのクラウド関連技術プロジェクトが進められています。

相互可搬性、相互運用性、相互接続性、開発容易性が求められます。

オープンクラウドには、「相互可搬性:一度開発したアプリケーションを複数のクラウド環境で稼働可能にする」「相互運用性:複数のクラウド環境を一元的に管理可能にする」「相互接続性:複数のクラウド環境を相互に接続して、連携可能にする」「開発容易性:特定クラウドに依存しないオープンな開発環境を活用した開発を可能にする」ことが求められます。

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