SASEの導入にはどのような背景があり、導入のメリットは何ですか

統一されたポリシーに基づいてネットワークやセキュリティを管理します。

現在、多くの企業は、「クラウド利用の増加=SaaSの利用が進み、データやシステムがクラウドに移った」「アクセス方法とエンドポイントの多様化=様々な場所からのアクセスが増え、モバイルデバイスや個人PCなどからのアクセスが増えた」「トラフィックの変化と増加=インターネットトラフィックが増加し、音声・動画などのトラフィックの割合が増えた」という課題を抱えています。
こうした課題を解決するには、統一されたポリシーに基づいてネットワークやセキュリティを管理し、オンプレとクラウドの機能ギャップを解消し、コストを低減させながら、パフォーマンスや使いやすさを向上させる必要があります。
このために、多くの企業がSASEを導入しているのです。

SASEは通常、まずは1つの拠点やデータセンターに試験導入します。

SASEは拠点単位での導入も可能なので、通常、多くの企業はまずは1つの拠点やデータセンターに試験導入し、その後、適用する端末や拠点を増やしていきます。
その過程で、問題を洗い出し、解決策を考えた上で、全社展開を図ることになるのです。
ある調査によれば、SASEの市場は2025年までに5倍以上に成長すると言われています。
現在、シスコ、VMWare、パロアルトネットワークス、毛糸ネットワークスなど様々なベンダーがソリューションを提供しています。

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