システムの運用管理では、何をやるのですか?

システム構成、性能、障害、アカウント、セキュリティを管理します。

システムの運用管理とは、システムを安定稼働させるために、システムの構成、性能、障害、アカウント、セキュリティを管理する業務です。
運用管理の業務には、通常、ユーザー企業の情報システム担当とITベンダーの運用管理担当が協力して従事します。

システムの価値に応じて、運用コストを決めます。

運用管理担当はシステムの性能や環境(電源、空調、防災、防犯)の確保はもちろん、エンドユーザーや情報システム担当からの質問対応、障害発生時の対応、システムの不正使用や情報漏洩の防止、さらにはシステム運用コストの管理などを担います。
現在、企業の情報システム投資は、既存システムの運用管理が7割、新規システムの開発は3割程度と言われており、ユーザー企業にとって効率的な運用管理の重要性は高まる一方です。
ただし、システムの運用コストはあくまでも、システムの価値に応じて決めなくてはなりません。

運用管理に予算をかけすぎると、システムが事業の足を引っ張ります。

運用管理に予算をかけすぎると、本来企業の事業を支えるべきシステムが足を引っ張ることにもなりかねません。
そのためシステムの運用管理を考える際には、システムによって得られる利益とシステム障害による損失などから、予算を決めることになります。

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