システムの基本設計では、何をやるのですか?

要件定義書に基づいてシステムの機能や構造を決めます。

「概要設計」や「外部設計」などとも呼ばれる基本設計では、要件定義書に基づいてシステムの機能や構造を決めます。
具体的には、「洗い出した開発要件」「扱うデータとその扱い」「画面・帳票のレイアウト」「データベースのテーブル定義」などを基本設計書としてまとめることになります。

外から見たときにソフトウェアがどのように動作するか」を明確にします。

基本設計書は、外部とのやり取りを示すインターフェイス、データの扱いを示すデータ、業務の流れを示すプロセスの3つで構成されます。すなわち、インターフェイスとしてシステム構成図や画面・帳票レイアウト、プロセスとして業務処理定義書や機能一覧表、データとしてテーブル定義書やER図(論理モデル)を作成するのです。
基本設計の役割は、「外から見たときにソフトウェアがどのように動作するか」を明確にすることです。そのためには、情報システムを機能単位に分割し(サブシステム)、「それぞれの機能がどのような役割を果たすか」「機能同士がどのようにつながるか」を決めなくてはなりません。これにより、システムの全体像を把握するのです。

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