システムの要件定義ではどのようなツールを使いますか?

要件定義では、機能情報関連図、業務流れ図、ER図が使われます。

要件定義でよく使われるのは、機能情報関連図、業務流れ図、ER図の3つです。
機能情報関連図は、組織ごとに業務を分解し、さらに業務と業務との関連を見える化します。できた図は階層化されているので、優先順位の整理も容易です。
機能情報関連図としては、DMMとDFDが有名です。いずれも多岐に渡る業務を一覧できるので、経営的な視点から業務を見ることに向いています。

業務流れ図では、業務フローや業務プロセスなどを見える化します。

一方、業務流れ図は、個々のデータが処理される組織・場所・順序、人がやる作業とコンピュータがやる作業を独自の記号を使って見える化します。業務流れ図を書くことで、業務フローや業務プロセスだけでなく、部門間の役割分担なども明確化されます。
代表的な業務流れ図には、フローチャート、アクティビティ図、ユースケース図があります。
そしてER図は、システムが処理するデータとデータの関係を明確にします。なお要件定義では通常、業務流れ図における業務フローの詳細を記述するために業務記述書も利用されます。

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