システムの要件定義では、何をやるのですか?

システムによって実現すべき機能を確定させます。

要件定義とは、ユーザー企業の要望を調査・分析して、システムによって実現すべき機能を確定させていく作業です。
具体的には、ユーザー企業の経営者、情報システム担当者、業務担当者にシステム導入の目的・期間・予算を確認しながら、「システム化の目標を決める」「システム化要件候補を洗い出す」「システム化要件を絞る」「システム化要件に優先順位を付ける」という作業を行います。
しかし実際の開発では、システム化の目標やシステム化要件候補がはっきりしないこともしばしばで、SEには、曖昧な要件を明確にする作業が求められます。

要件には、機能要件と非機能要件があります。

また要件には、ユーザーの要求を満たすためにシステムが実現しなければならない機能要件と、システムが安定して稼動するために必要な性能・拡張性、可用性(システムが継続して稼働できる能力)、移行性(システムを容易に移行できる能力)、セキュリティなどの非機能要件が存在します。
非機能要件は情報システム部門とともに決めていくことになります。

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