業務課題を解決するシステムを提案します。
システムの提案では通常、ITベンダーがユーザー企業内の業務課題を解決するシステムを提案します。付き合いのあるユーザー企業に営業から売り込むこともあれば、ユーザー企業担当者の引き合いで提案することもあります。前者の場合には、新技術の導入や競合他社へのキャッチアップなどがポイントとなり、後者の場合にはいくつかの会社でコンペになることが多いようです。
導入システムの概要などをシステム提案書にまとめて提案します。
いずれの場合も、営業とSEがオリエンテーションなどで情報システム部門の担当者にシステム化要件をヒアリングし、「ユーザー企業がどの程度本気なのか」「システム化のポイントは何か」「どの程度予算があるのか」を探ります。感触をつかんだら、システム提案の目的、導入システムの概要、開発プロジェクトの進め方、コストとリスクの見積りといった項目などをシステム提案書にまとめて提案します。その際には、「業務の現状と問題点」を明示した上で、提案する情報システムが「どのように業務課題の解決に役立つか」「どのような企業経営上の価値を生み出すか」を訴えることが重要になります。