ソフトウェア開発組織のプロセス改善指標です。
CMMIとは、米国カーネギーメロン大学が開発したソフトウェア開発組織のプロセス改善指標です。ISOのIT版とも言うべきCMMIでは、ソフトウェア開発に従事する組織において、開発の進捗や成果がどの程度文書化され、眼に見える形で管理されているかを、CMMI1~CMMI5の5段階で評価します。
CMMI1は事実上何も管理していないレベル、CMMI2は管理されたレベル、CMMI3は定義されたレベル、CMMI4は定量的に管理されたレベル、CMMI5は最適化されているレベルと定められています。レベル3以上であれば一定品質のソフトウェアを開発する期間とコストを正確に見積り可能な組織、レベル4以上であれば定量的な評価基準が導入されている組織です。
日本でも、CMMIを採用する企業が増えています。
近年、オフショア開発を受託する企業がCMMIレベル3以上の認定を受けるケースが増え、なかにはCMMI5(最高位)を取得する企業も現れています。日本においても、品質管理としてCMMIに準拠したプロセスを採用する企業が増えています。