インフラからアプリケーションまでの5層構造です。
情報システムは、メインフレームを中心とするレガシーシステム、PCサーバを中心とするオープンシステム、そして最近増えているクラウドシステムへと進化してきました。現在、主流のオープンシステムでは、ハードウェアやネットワークなどのインフラの上にハードウェアがあり、その上にソフトウェアとの間を仲介する基本ソフトとミドルウェアが載り、ミドルウェアの上で業務ソフトやパッケージソフトなどのアプリケーションが動くという5層構造になっています。またオープンシステムの特徴は、基本的にこの5つを自由に組み合わせられることです。この点が、メインフレームによるレガシーシステムと大きく異なります。ただし、技術や製品が多いため、それぞれの特性や相性を理解した上で情報システムを構築しなくてなりません。
そして、2010年代に本格的な普及が始まったクラウドシステムでは、インフラ、ハードウェア、基本ソフトなどをセットでサービスとして提供し、組み合わせのパターンをある程度絞ることで、情報システムの構築・運用の手間を格段に削減しています。