受託開発系の組織体制は、どうなっていますか?

業界別部門と業務別部門などに分かれています。

一般に大手システムインテグレータの組織は、金融、公共、製造などの業界別部門、ERPやSCMといった業務別部門に分かれて、業界別部門が主に東京、神奈川、愛知、大阪などの市場の大きな地域を担当し、地域統括部門がそれ以外の地域を担当しています。主力部隊である業界別部門は、NTTデータであれば自治体ソリューション、野村総研であれば証券取引のように、自社が強みを持つ業界向けシステムの開発・運用サービスを提供し、業界特有の業務アプリケーションのパッケージソフトも提供しています。

ユニット単位で、システム案件を担当します。

業界別部門ではシステム案件ごとに、プロジェクトマネージャーの下に、SEや営業、運用管理担当で構成される基本ユニットが編成され、システム開発・運用のすべてを担当します。ユニットの規模は、システム案件の大きさによって変わり、大規模案件の場合には、開発費は数十億から数百億、参加人数は数千人、開発期間は数年に及ぶことも珍しくありません。

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