IT業界はどのような価値を提供しているのですか?

企業や個人が「情報」を効率的に利用できるようにします。

IT業界は、「様々な情報を効率的に利用する」ためのサービスを提供しています。メーカーの会計業務を例に、簡単に説明しましょう。メーカーでは通常、購買や製造、物流や販売などのプロフィット部門が、仕入、生産、流通、販売といった活動から生じるコストと売上を、人事や総務、情報システムなどのコスト部門が、設備、雇用、外注などに伴うコストをそれぞれ情報システムに入力します。これらの情報を財務会計部門が情報システムにより把握することで、正確な利益の算出が可能になるのです。情報システムが、銀行の入出金管理、株式の取引、店舗の在庫管理、工場の生産管理、オフィスの業務管理、電話の通信管理、鉄道の運行管理など、身の回りのあらゆるところに活用されるようになった結果、現在、IT業界は社会のインフラを支える存在となっています。一方で、情報システムの不具合が社会インフラの危機に直結するようになったため、IT業界は、その開発・運用業務において責任を厳しく問われるようになったのです。

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