金融系では、銀行と証券の情報システムが大規模です。
金融機関では、銀行と証券の情報システムが非常に大規模です。銀行システムの中核は、勘定系システム。銀行の預貯金、貸出、為替、ATMネットワークなどを管理する勘定系システムは、銀行間で相互に接続されることで、銀行のオンラインシステムを構築しています。また証券取引がほぼすべてシステム化されている現在、証券会社にとって情報システムの安定稼働は極めて重要であり、その開発には様々な業務の知識が求められます。そのため大手証券会社は、野村総研や大和総研といったシステム子会社が中心となって、有価証券の取引や派生売買を担うシステムを構築しています。
メーカーにおけるシステム開発はSCMの構築が中心です。
メーカーにおけるシステム開発の中心は、資材の調達、製品の生産や在庫管理や配送、販売やサービスの情報を、社内だけでなく、取引先との間で共有するSCMであり、SAPなどのパッケージ導入も盛んです。
流通系では、POSとCRMのシステム構築が中心になります。
流通事業者の情報システムは主に、POSとCRMを中核として、商品の在庫管理や発注、売上管理や販売促進を担っています。