マイクロサービスの開発は、どのように進められますか

継続的に変更が発生するITシステムは、マイクロサービスで開発します。

マイクロサービスのシステムはモノリスと比較して、初期構築時にはコストが嵩みがちです。
そのため一般に、継続的に変更が発生し、開発スピードが求められる一定規模以上のITシステムに対して適用すると良いとされています。
マイクロサービスのシステムでは、改修コストがモノリスのシステムよりも抑えられるからです。
またマイクロサービスにおけるデータベースの配置は、「データベースをサービスごとに配置する方式」と「1つのデータベースを各サービスで共有する方式」のいずれかが採られます。
データの更新情報を各サービス間で同期する必要がある場合には、後者のアプローチが採られます。

マイクロサービスの開発では、まずMVPを開発します。

マイクロサービスのシステムの開発では一般に、まずはMVP(Minimum Viable Product、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクト)を開発します。
MVPで一定の指標をモニタリングし、その実績値に基づいて、それ以降の開発するべき機能と優先順位を決定し、短期間で機能を追加していくのです。
つまり、MVPを活用することで、アプリケーションの利用開始までの期間を圧縮しながら、リリース済みの機能への影響を最小化できるのです。
また、利用者が必要とする機能から順に提供でき、仕様変更の影響範囲も限定できます。

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