ITシステムには、どのような要素が求められますか

社会最適、データ活用、スピード・アジリティの3つが求められます。

IPAが公開しているDX実践手引書ITシステム構築編暫定第2.0版では、DXを実現するITシステムの要素と要件を解説しています。
先行事例企業への調査によれば、「DXを実現するITシステムに共通する要素=DX推進指標」は、社内外の円滑かつ効率的なシステム間連携を目指す社会最適、データ活用を中心に据えて社内外へ新たな価値を生み出すデータ活用、ITシステムとその開発運用体制が変化に対して俊敏かつ柔軟に対応できるスピード・アジリティの3つです。
ここで言う社会最適とは、非競争領域ではすでに存在する外部リソースを活用し、自社のIT投資、開発・保守体制、リスク対策費用・人員などのリソースを競争領域に集中投下する考え方です。

難易度の高い要件とシステム開発は外注するなど、使い分けが重要です。

またITシステム開発では、システム開発の難易度に応じて、トレーニング、要件定義、システム開発を外部パートナーとともに実施します。
基本的に課題確認や人材教育は外部パートナーの支援を受け、難易度の高い要件とシステム開発は外注するという、リソースの使い分けが重要になります。

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