デジタライゼーション、デジタイゼーションとはどのような概念ですか

DXレポート2では、DXの構造を3階層に分けています。

DXレポート2では、企業がDXの具体的なアクションを組織の成熟度ごとに設計できるように、DXをデジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションという3段階に分けています。
デジタイゼーションとはアナログ・物理データの単純なデジタルデータ化であり(例:紙文書の電子化)、デジタライゼーションとは個別業務・プロセスのデジタル化です。
そして、デジタルトランスフォーメーションとは全社的な業務・プロセスのデジタル化と顧客起点の価値創造に向けた事業やビジネスモデルの変革です。
右上の図に示す通り、デジタライゼーションにはデジタイゼーションが必要になり、デジタルトランスフォーメーションにはデジタライゼーションが必要になります。

DXフレームワークは、DXの取組領域と段階を明確化するために使われます。

右下の図は、DXの取組領域と段階を明確化するために使われ、DXフレームワークと呼ばれます。
DXフレームワークは、様々なDX事例をDXの成功パターンとして形式化する上で利用できます。
未着手、デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションという各ステップは、ビジネスモデル、製品・サービス、業務、プラットフォーム、DXを進める体制の整備という分野ごとに左から右へと進められることになります。

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