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赤字プロジェクトが発生する原因＝見積りミスと仕様変更 赤字プロジェクトとは、システム開発にかかる費用がITベンダーの見積もりを超えた状態である。赤字プロジェクトが発生する原因は大きく2つ。1つは見積りのミス、もう1つは仕様変更である。見積りのミスの原因は、見積りが難しい状況で無理に見積ることである。すなわち、規模・工数...

FP法＝機能要件などをFPに落とし込んで工数と費用を見積る手法 FP（ファンクションポイント）法とは、機能要件とその他の要件を分類し、それぞれに係数をかけ合わせて、それらを積算することでシステム開発の予算を見積る手法である。FP法では、ユーザーから見たソフトウェアの持つべき機能の数とその処理内容の複雑さなどをファンクシ...

ITベンダーだけでなく、ユーザー企業のスタッフも参加する。 開発プロジェクトの体制には通常、ITベンダーだけでなく、ユーザー企業のスタッフも数名参加する。参加するメンバーは、情報システム部門のスタッフのほか、システムを実際に利用するユーザー部門のスタッフであることが多い。これらのメンバーは実は、RPFの作成、オリエンの...

オリエン＝システムに関する要望を説明して提案を募集する場 オリエン（オリエンテーション）とは、ユーザー企業がシステムに関する要望を説明することで、ITベンダーからの提案を募集する場である。オリエンテーションでは通常、あらかじめ作成しておいた「RFP（Request for proposal）＝提案依頼書」をユーザー企業...

受託開発系の収益源＝開発費、運用管理費、インフラ費用 受託開発系ITベンダーの収益源は、大きく分けて3つある。すなわち、情報システムの開発費、情報システムの運用管理費、ハードウェア・インフラの販売・構築・運用費だ。このうち、情報システムの開発では業務の多くを下請け企業に投げているため、費用に占める外注費の割合が5割近く...

As-IsとTo-Be＝現状と理想を比較し、理想に近づくアプローチ As-IsとTo-Beは、現状と理想を比較し、理想に近づくアプローチを考える方法論である。現行システムを「As-Isモデル」、新規システムを「To-Beモデル」と呼ぶなど、IT業界でよく使われている。As-IsとTo-Beでは、現状の業務プロセス・デー...

経営戦略による解決とIT戦略による解決 戦略コンサルタントとは経営戦略によって企業の経営課題を解決するコンサルであり、ITコンサルタントとはIT戦略によって企業の経営課題を解決するコンサルである。一般に、ITコンサルタントよりも戦略コンサルタントのほうが立場的に上であると見る向きが多い。実際、大手コンサルティングファー...

CMMI＝ソフトウェア開発組織のプロセス改善指標 CMMIとは、ソフトウェア開発組織のプロセス改善指標である。ISO（プロダクトやマネジメントシステムの国際規格）のIT版とも言うべきCMMIでは、ソフトウェア開発に従事する組織において、開発の進捗や成果がどの程度文書化され、目に見える形で管理されているかを、CMMI1-...

PMBOKガイド＝PMIが発行するプロジェクトマネジメントの知識体系 PMBOKガイドとは、米国のプロジェクトマネジメント協会（PMI）が発行しているプロジェクトマネジメントの知識体系である。PMBOKガイドは、ITだけでなく、建設、製造などにおける幅広いプロジェクトに適用可能であるとされている。PMBOKガイドは現在...

開発プロセス＝ソフトウェアを開発する作業の流れ 開発プロセスとは、ソフトウェアを開発する作業の流れである。開発プロセスは、最終的なソフトウェアの品質や提供方法に強い影響を与える。そのため、ソフトウェアエンジニアリングの分野では開発プロセスの方法論が研究され、ウォーターフォール、スパイラル（反復開発）、アジャイルなど、数...