リソース効率とフロー効率

リソース効率は状態、フロー効率は結果を重視する。

リソース効率とは、「リソースの空きが少ないこと」を意味する。
プログラム開発の分野で言えば、開発スタッフ全員に過不足なく仕事が振られている状態であり、開発チーム全員がプログラミングすれば、当然コード量が増える。
こうした状態を維持することが、開発生産性向上につながる。
一方、フロー効率とは、「開発開始からリリースまでの時間が短いこと」を意味する。
リソース効率が状態が望ましいことを指しているのに対して、フロー効率は結果が望ましいことを指している。

リソース効率よりもフロー効率が重視されている。

ペアプログラミングやモブプログラミングが開発現場で受け入れられている背景には、リソース効率よりもフロー効率が重視されるようになったという状況がある。
複数人がチームでプログラム開発するペアプロやモブプロでは、スキルや知見が共有されるため、開発スタッフのスキルアップにつながるだけでなく、ソフトウェアの品質も高くなる。
どのため、プログラム開発の手戻りが減り、中長期的に見ると開発期間が短くなり、フロー効率が高くなる。

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