UISS=ユーザー企業の情シスとスタッフの役割の体系
情報システムユーザースキル標準(UISS)とは、ユーザー企業の経営や業務を支える情報システムの機能と、情報システムを機能させる上で必要になる部門とスタッフの役割が体系的にまとめられたリファレンスモデルである。
UISSには、ユーザー企業の情報システム部門に求められる機能と役割、そこで働くスタッフに求められるスキルと知識がまとめられている。
UISSは、ユーザー企業におけるITの利活用促進とIT人材の育成を目指して、IPAが206年に公表した。
UISSは組織・戦略として求められる要素が記述されている
UISSは、(企業の)タスクフレームワーク、タスク概要、(情報システム部門の)機能・役割定義、検収ロードマップ、人材像とタスクの関係、キャリアフレームワーク、人材像定義で構成される。
ITSSと比較して、UISSは組織として、あるいは戦略として求められる要素が詳しく記述されている。
なお、UISSには大企業において求められる要素がすべて網羅的にカバーされているため、中堅・中小企業が導入するにあたっては、自社に必要な要素のみを抜き出すなど、アレンジが必要になる。