総合研究所(総研)は金融機関のシンクタンクとして設立された。
総合研究所(総研)は、もともと証券や銀行といった金融機関のシンクタンクとして設立された。
総研はその後、多くが同じ金融機関のIT子会社と合併する。
その後、総研は、シンクタンクやコンサルティングの業務と、システム開発の業務の両方を提供するようになり、現在、ITベンダーと競合したり、協業したりするようになっている。
代表的な総研には、野村総研(野村證券)、大和総研(大和証券)、日本総研(三井住友FG)などがある。
会計系コンサルは会計事務所から分離・独立する形で設立された。
一方、現在、コンサルティングファームは、戦略系、会計系、組織・人事系などに分かれるが、このうち会計系は大手外資系会計事務所から分離・独立する形で設立された。
会計系はその後、IT部門を設立・買収することで、ITコンサルティングのサービスやシステム開発の業務を担うようになっている。
つまり、会計系コンサルティングファームもまた、ITベンダーと競合したり、協業したりするようになっている。
代表的な会計系コンサルには、アクセンチュア、デロイトトーマツ、PWC、アーンストヤング、KPMGなどがある。
なお、ITベンダーもITコンサルティングファームを買収することで、総研や会計系コンサルに対抗している。