CIOの役割は、IT戦略の立案と実行
最高情報責任者(CIO)の役割は、企業のIT戦略を立てて、実行することである。
具体的には、情報システム活用と運用、ITインフラの調達と最適化、情報セキュリティについての方針を決める。
企業経営の立場から、情報システムの企画と導入計画を評価し、情報システムに基づくIT戦略の実現を図ることが求められる。
少し前まで、CIOは企業におけるITの最高責任者であった。
CDOの役割は、データ活用方針の立案
ところが現在、最高データ責任者(CDO)という役割が注目されている。
CDOは、ITを活用した新しい自社のビジネス・組織・業務のあり方を模索し、データ活用方針などを決める。
現在、CIOとCDOが併存する企業、CIOをCDOとして再定義する企業など、企業よってCDOの扱い方は様々である。
この背景には、AIやIoTなどの登場により、ITで実現できることが増えていることがある。
要は、ITをどのように導入するかではなく、ITを使って何を実現するかを考える役割が注目されているのだ。