企業で稼働する業務アプリケーションは、基幹系、業務支援系、Web系の3つに分けられます。基幹系とは、会計、人事、購買、生産、販売、在庫といった企業の根幹を担う業務の情報を管理するソフトウェアです。前述のERPやSCMも基幹系に分類され、各業務の情報を個別に管理するソフトウェアもあります。
一方、業務支援系とは、販売、営業、その他の業務を様々な視点から支援するソフトウェアです。顧客ごとの売上・属性データを収集・管理・分析することで販売活動を支援するアプリケーションはCRM、販売員・顧客ごとの営業プロセスや進捗情報を収集・管理・分析することで営業活動を効率化するアプリケーションはSFAと呼ばれます。このほか、プロジェクト管理、ナレッジマネジメント、グループウェア、データ分析、セキュリティ対策用のアプリも提供されています。
そしてWeb系は、CMS(コンテンツ管理)、ECサイト構築、ログ解析など、Webアプリケーションを構築・運営する上で利用するソフトウェアです。
